ouiLead 操作説明

2009/05/02更新

基本的な操作説明

鍵盤の設定
  • 上下2段の鍵盤の音域は限られているので、まずは弾きたい曲に合わせて鍵盤の設定を調整してください。
  • 左上の鍵盤アイコンをタップすると、鍵盤設定画面が開きます。鍵盤の設定は自動的に保存され、次回起動時も同じ設定が適用されます。
  • 音域(Upper, Lower)
    • Upper(上鍵盤)、Lower(下鍵盤)の一番左端の鍵盤を、どのノートナンバーから開始するかを決めます。
    • 左の数字はオクターブ、右のアルファベットは音名です。0Aから4Gまでの範囲が選択できます。(C:ド, D:レ, E:ミ, F:ファ, G:ソ, A:ラ, :B:シ)
    • 音域の初期設定はUpper:4C、Lower:3Aです。
  • 鍵盤幅(Width)
    • 鍵盤幅は40, 48, 60の3段階から選択できます。幅を広げると画面に表示できる鍵盤数が減るため、演奏可能な音域は狭くなります。
  • 音階
    • Scale:OFF(通常の鍵盤スタイル)または31種類のスケールから選択します。
    • Transepose:Scaleの設定に関わらず半音単位で移調しますので、曲に合わせて調整してください。
  • 基準音(Tune)
    • 4A=430〜450Hzの範囲が選択できます。
  • 装飾音
    • Sliding up:目的のノートの半音下から素早くスライドさせた時にベンドアップします。
    • Cut and Tap:発音中に離れた位置をタッチした際に、その位置の音階を鳴らすか、半音上/下の音階を鳴らすかを選択します。
音色の設定
  • 右上の矢印アイコンで、いくつかのプリセット音色から、演奏する音色を選択します。→音色リスト
  • 音色の選択は自動的に保存され、次回起動時も同じ音色が選択された状態になります。
演奏方法
  • 鍵盤をタッチすると音が鳴ります。
  • 鍵盤に対して縦方向のタッチ位置により、VolumeおよびLPF(ローパスフィルター)のカットオフ周波数(LPFを使用している音色の場合)が変化します。
  • タッチ後、鍵盤に対して横方向に指を少し動かすと、ピッチベンドがかかります。(上下1/4音くらい)
  • 別の音階にスライドさせた際の効果は、持続系、減衰系音色などによって異なります。実際に色々やってみてください。

演奏のコツ

この楽器は鍵盤状のガイド線が引いてありますが、他のiPhone用Pianoアプリ等とはかなり異なった弾き方をする必要があります。演奏動画だけじゃ伝わらなさそうな、演奏のコツみたいなものを少し説明します。
(以下の説明は、音色によっては効果がない場合もあります。ほとんどはプリセット#1の場合を基準としています。)

  • LPFカットオフは鍵盤の上部/下部で異なるため、ノートオンのタッチ位置でアタックの音の印象が変わります。意図的に鍵盤の上部または下部を狙えば、ある程度ダイナミクスを付けた歌い方ができます。
  • なので最初は鍵盤の下部から弾き始め、次の音を弾くにつれて少しずつタッチ位置を上部に上げて行けば、クレッシェンドしているような感じになります。
  • デクレッシェンドはその逆。
  • 黒鍵は白鍵よりLPFやVolumeのコントロールレンジが狭い(その上操作し難い)ので、積極的にTransposeしたほうがいいと思います。
  • ビブラートをかけるときは指を鍵盤に対して縦、横、斜めを使い分けてぐりぐりするといい感じです。ピッチベンドは横方向、カットオフは縦方向、ボリュームも縦方向のタッチ位置で制御しているからです。
  • エフェクターの機能は内蔵していませんので、ouiLeadから鳴る音は、味も素っ気もないただのシンセ音です。別途外部エフェクターなりDAWのプラグインで演奏者が好きなようにエフェクトをかけることを前提としています。

Demo

実際に操作しながら機能説明をしている動画です。リリースしているバージョンとは一部異なる部分もあります。