iPhone/iPod touch向けのシンセを作るには
「楽器アプリの作り方」という連載をたまたま見つけたついでに、いろいろメモ。
楽器アプリの作り方
- 楽器アプリの作り方 (1) - iPhoneのオーディオフレームワーク
- 楽器アプリの作り方 (2) - System Sound Serviceを使う
- 楽器アプリの作り方 (3) - Audio Queueを使う
- 楽器アプリの作り方 (4) - Audio Queueを使う
- 楽器アプリの作り方 (5) - OpenALを使う
全く初めての人向けのようです。この連載はSystem Sound Service、Audio Queue Service、OpenALの解説のみで、Audio Unit Servicesとかの説明がありません。ワンショットサンプルを鳴らすだけの単純なアプリは別として、それ以外の普通のソフトシンセを書くならAudio UnitのRemote IOを直接使ってオーディオ入出力するのが普通だと思ってたけど、なんでスルーしてるんだろ。
もっと詳しく
シンセの開発を目的とするなら、こちらのサイトのほうが詳しいです*1。MacやiPhoneのCore Audio関連のことがよくわかります。
もちろん、SDKのCore Audio関連のリファレンスもとりあえず一通り読む。
[追記]
iPhoneにおけるオーディオ関連APIの解説から、最後の方にFMシンセを作ってみるサンプルまで載っている「iPhone Core Audioプログラミング」は必読。
- 作者: 永野哲久
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2009/11/12
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どうやって作る?
上記のサイトを参考にすれば、オーディオ入出力まわりの理解、既存のオーディオファイルやsine waveの再生などは簡単にできるようになります。
でもその先、肝心のシンセをどうやって作ればいいのかって情報はそんなに多くないんですよね。
たぶん、オープンソースのVSTiのソースコードを読むのが一番良い勉強方法かなと思います*2。AUよりVSTiのほうが情報が多いし、ディジタル信号処理の根本的な部分に関して、違いは何もありません。
オシレータとか各種エフェクト類のDSP処理のコードが豊富
http://www.musicdsp.org/
DSP/音響プログラミング系リンク集
http://d.hatena.ne.jp/miurror/20071109