monotronをウィンドシンセ用音源に改造する

4,000円ちょっとで買えるKORGの手のひらサイズ・アナログシンセ monotronをウィンドシンセ(WX5)で吹けると楽しそうってことで、改造してみました。

KORG コルグ 手の平サイズ アナログ・シンセサイザー monotron

KORG コルグ 手の平サイズ アナログ・シンセサイザー monotron

購入 → しばらく遊んで即分解。


monotronをCV制御するための改造については、既に詳しい情報を公開して下さっている方々がいらっしゃるので、真似させてもらいます。

monotronの改造とMaxパッチ作成

今回、monotronをMIDI改造するのではなく、後々の拡張のためウィンドシンセ(WX5)からのMIDI入力をMaxで加工してArduinoに送り、VCOのPitchとVCFのCutoffをコントロールすることにしました。

予想以上の吹奏感

Gate、Pitch(7オクターブ)、Cutoffのみの制御ですが、とりあえずWX5で吹けるようになったのでちょっと録音。(monotronのライン出力からの生音)
Download
http://dl.dropbox.com/u/33321517/monotron.mp3



SNが悪い、Gateのon/offでプチっと鳴る、VCAがそもそも付いていないので、現状はブレスで音量コントロールができないのが物足りないところですが、吹奏感は予想以上に良かったです。


CV制御で使用したMCP4822は12bit DACですが、7オクターブのPitchコントロールで特に違和感は感じません。WX5のリップセンサが吐くピッチベンド情報は、そもそも6bit分くらいの分解能しか無いので、ノートナンバーとあわせても12bitあればちょうど良いのかもしれません。


WX5用にアナログシンセを買うとなると、たぶん少なくとも$400以上は出さないといけないところを、monotronでこれだけできれば上等?
ただこのままではダイナミクスレンジが狭くて窮屈なので、引き続き拡張していきます。


達人と作る アナログシンセサイザー自作入門

達人と作る アナログシンセサイザー自作入門