ouiLead吹いてみた
こんな感じ
ウィンドシンセ自作計画の途中経過の動画用に耳コピして練習してみたけど、動画作る時間がとれないかもしれないので、さっき練習がてら録ったものをとりあえずうp。
http://homepage.mac.com/mikaduki27/music/AbsentFriends_IvoryLady_oui.mp3
Irish Flute, Fiddle, Uilleann pipesのパートを吹いてます。
あと、見た目はすごく奇妙なことになっている。
構成とか
圧力センサとタクトスイッチの情報をArduino経由でMacに送り(シリアル通信)、CocoaアプリケーションでMIDIに変換、Core MIDIを使ってIAC Bus経由でLogic上のソフトシンセを鳴らしています。
iPhone/iPod touchは指座標をMacにWi-Fiで送信しているだけ。
つまり前回うpした動画の時から基本は何も変わらず。(下の図ではProcessingが間に入っていますが、今はCocoaアプリで直接シリアル通信してます)
アイリッシュフルートやホイッスルを吹く時によく使用するフィンガービブラートと、指孔上で指をスライドさせることによるピッチコントロールができるようになりました。ただし、これをちゃんと活用するにはシンセの設定をもっと詰めないと適切な表現ができないため、まだまだ調整中です。
今回使っているソフトシンセは、Minimonsta (Irish FluteとFiddleのパート)と、KontaktのプリセットにあったUilleann pipesのサンプルです。
筐体上でiPhoneが斜めに配置させているのは、指3本以上をタッチパネルの縦方向一直線に並ぶように触った際、3本目から正確に認識されない問題に対処するためです。iPhoneの問題なのかハードウェアの特性の問題なのかは不明。斜めなら4本指でもOKなのでそうしています。
前は塩ビ管を曲げて自作してたマウスピース、今回はEWI4000sの交換用マウスピースをわざわざ買って来てくっつけました。
吹奏/演奏感
圧力センサの回路が上手く作れておらず、信号のレンジが狭くてノイズが乗ってるのは吹きにくいところ。ちなみにEWI1000のように、ほとんど息抜けしない状態。
運指の割り当てが自分でプログラミングできるのは大きな強みで、ouiLeadの運指はサックスやモダンフルートに似たものではなく、アイリッシュフルート/ホイッスルをベースにしています。それによってWX5やEWI等では演奏不可能な類の装飾音が使えるため、非常に快適です。
iPhoneからの運指のデータはWi-Fiを経由するので入力の遅延が問題になるかと思いましたが、MacをWi-FiのアクセスポイントにすればiPhoneと直接通信できることになるので、タッチパネルの入力の遅延はほとんど無いレベル。
今後の予定
なんとかしてリップセンサを作る。